2007年1月27日土曜日

システムの移行手順

実際の移行作業を始めるに当っては、日立SEさんの方でプログラム内容をチェックして貰いました。結論から言うと次のような問題がありました。

・予約語
・システム
・サブルーチン・画面制御

予約語とサブルーチンはある程度予想していましたが、東芝COBOLに比べ、日立COBOLでは提供されているサブルーチン自体が少ない事もあり同機能サブルーチンは存在しません。もっともそれほどシステム・サブルーチンを使用していない事もあり、大きな問題ではありませんでした。ちなみにそのようなシステム・サブルーチンを使用しているかと言うと、

・プリンタの割当・開放
・ISAMレコードの逆読み
・タスク読み込み
・25行目へのメッセージ出力
・日付チェック
などです。

Windowsなオープン・システムではあまり問題にならない・使用しない機能ばかりだと思います。皆さんの中でもっと高度な処理をされているなら問題も大きいかもしれません。が、COBOLの移行を考える皆さんなら、無いものは作る!くらいの気合はお持ちかと思います(^^;
ぶっちゃけ言いますと、一等最初はソフトだけでも売ってくれと日立さんに言った位ですので、最初から無ければ作ろうと考えていました。蓋を開けてみると、それほど大した物は使ってなかったので、運が良かった?と思います。まぁ前任者(ソフトハウス)が、そう凝った物を使わなかったからですけれど。。。

現在は作業を始めて2ヶ月程ですが、システム的な問題はさほど発生していません。
これから先は少々壁が待ち構えていますけど(^^;
データ送受とか自動化とか・・・初めて扱う物ばかりなので大変です。
まぁそれは追々お話していきますが、プログラム的な部分で一番問題になるのは画面周りです。
FORMALからXMAP3への移行が、最も手間の掛かる作業となります。

以上を踏まえ移行手順は次のようになります。

1.データの移行
2.画面の移行
3.プログラム本体の移行
4.単体テスト
5.連動テスト


ちなみに今回の移行は私一人で行っている為、手間が掛かると歩みが遅いという点が辛いですね(+_+)
次回からはデータの移行について簡単に触れた後、画面の移行についてお話します。

元記事2006/12/18 21:08

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